アマミノクロウサギの学術的分類(写真&解説・浜田太)

ウサギの祖先

巣穴から出てきたクロウサギ

ウサギの祖先は約4000万年前に地球上に現れたといわれています。

世界には約65種類、ウサギ科とナキウサギ科の2科に分かれ、ウサギ科は、メキシコウサギ属、アマミノクロウサギ属、ノウサギ属、アナウサギ属、、の4属に分かれます。

現在のノウサギなどの祖先は、約500万年前に出現、約200万年前を境に分化していったのですが、アマミノクロウサギは、昔の形態を残している非常に珍しいウサギです。

ウサギの種類

ナキウサギ゙科
エゾナキウサギ(北海道)
ウサギ科
エゾユキウサギ(北海道)
ニホンノウサギ(本州・九州)
アナウサギ
アマミノクロウサギ(奄美大島・徳之島)
メキシコウサギ

アマミノクロウサギ

特別天然記念物
ウサギ目ウサギ科
学名・Pentalagus furnessi

5本の歯?

アマミノクロウサギの上あごの歯は5対。
学名のPentalagus furnessiは、5本のウサギの意味があるとか。